野菜の『皮』も料理に使おう! 美味しく、楽しく、無駄の出ないレシピ

お金の節約

『無駄を出さない』が最強の節約術


お金の使い方が荒っぽいことを「湯水のようにカネを使う」といいますが、私はその表現を、ずっと節約することだと思っていました。

子どものころ貧しい家庭に育ったためか、お風呂の水も大切に使っていたので、初めてその意味を知った時はまるでピンときませんでした。

そんな私の節約術は、とにかく無駄を出さないこと。
特に、生活していくうえで大きなウエイトを占める食費については、余らなさいことはもちろん、なるべく捨てないことを意識しています。

『野菜の皮』は、美味しく加工できる


例えば大根の皮、例えばジャガイモの皮、例えばカブの葉っぱ、どれも意識しなければ普通に捨ててしまうモノですよね。
でも、それらは栄養も豊富で、捨てるにはもったいない部分です。
そして、それらは工夫次第でお通しにピッタリなひと品に変身するのです。

大根の皮は、食べやすい大きさに切って塩をふります。
しばらく置いたら水気をしぼってごま油で和える。それだけで完成です。

カブの葉っぱは、ごま油で軽く炒めてしょうゆと塩で味つけするだけで充分。
シラスでもあれば一緒に和えるのも良いでしょう。
ジャガイモの皮に至っては、揚げてしまえばポテトチップスに早変わりです。

どうでしょう?
これなら無理なく「あとひと品」が実現しますよね。
当然メインとして使った食材との相性はバツグンですし、そのうえ生ごみを減らすこともできます。

一石二鳥どころか、何ひとつ無駄なところがない。
我ながら自画自賛しているぐらいです。

料理下手でも、少しずつ出来るようになる


正直、私は料理が苦手でした。
初めてキッチンに立ったころは、レシピ本とシンクの間を行ったり来たり、いつになっても完成しない料理に途方に暮れたりもしたものです。

それに、最初は本に書いてある食材を何でもかんでも買ってきてしまったので、翌日以降が本当にタイヘン。
どうしても使い切ることができません。
「あるモノでパパっと作る」なんてことはあり得ません。

そして残った食材は冷蔵庫の中に放置されるばかり。
いま考えると、本当にもったいないことをしていました。

とはいえ、いまでもまだ、すべてが使い切れるわけではありません。
どうしても余らせてしまう食材はあります。

セロリなんて大の苦手です。

それでも、ひとつひとつ、そういった食材を減らしていく、無駄を減らす、それが大事かと思います。

そもそも、料理はたのしんでするものです。
あまり肩肘張らずに、いろいろと試してみながら、結果的にまたひとつレパートリーが増えたら良いな、という感覚です。

皆さんも、節約しつつ、たのしんで料理をしてください。