水道光熱費を節約する3つの方法【水道民営化?!】

お金の節約

もうすぐ日本も水道民営化に??


水道民営化

かつて日本では、日本国有鉄道(いわゆる国鉄)という名前で1987年まで鉄道も国営事業、日本専売公社という名前でたばこや塩も1985年まで国営事業でした。実はJRもJTも、せいぜい30年の歴史しかないのですが、こんなこと、ご存知ない方も多いのではないでしょうか。
今、日本では水道の民営化が議論されています。
他国でも水道が国営(公営)から民営になった例がちらほらあるようですが、いろいろな問題が起こり、再び国営(公営)に戻ったりしているそうです。日本の水道が民営になったりして、大丈夫なのでしょうか。
少し考えてみたいと思います。

水道民営化で予想されるメリット・デメリット

まずメリットですが、民営になるということは、複数の水道業者が参入可能になるということです。通常、そうなるとサービス競争や価格競争が発生し、消費者にとってはお得になったりしますね。
利便性が増し、水道代が安くなるのではないか。これが予想される最大のメリットです。もちろんこれはあくまでも予想であり、実現するかは疑問です。
それでは次にデメリットを予想してみましょう。水道が民営化された他国の例を調べると、先述の通り、民営化したのにまた元に戻った国(フランス、フィリピンなど)は枚挙にいとまがありません。
先ほど、メリットとして水道代が安くなるのではないかと書いたばかりですが、日本全国に張り巡らされた水道網、水道管の劣化も気になります。当然古い水道管は補修や交換が必要なのだろうとは素人にも予想がつきますが、そのための費用がすべて消費者に跳ね返ってくるのではないかという心配があったりします。また、ビジネスとして株主の意向や企業としての利益追求のために、水道を利用する消費者の都合や利便性は後回しにされてしまうかもしれません。

結論

けっこう不安しかないですね…。水は生命維持のために最も必要なものではないでしょうか?その水がビジネスの道具のように扱われるようになると…。
ま、どうなるかわかりませんけどね!
最後に、国民民主党の玉木議員の2018年11月28日の記者会見での発言を紹介しておきます。
「水道法に関して言えば、そもそも目的が、これからかつて埋めた水道管などのリプレイス、補修などに多額の金がかかると。財政が厳しいから民営化を導入してやっていくんだということでありますが、ただ、民間はあくまで商売でありますので、その意味ではそういった補修するということが膨大であれば、そのための水道料金を上げざるを得ないし、上げないと補修のためのある意味での費用も賄えないわけですから、やはり水道料金が上がる。あるいは、地域によって水道料金の格差が非常について、結果として生存権というか、そういったものに地域ごとの格差が生じるというようなことも懸念としては考えられると思っています。」

水道光熱費は湯水のように使っちゃダメ!


ということで、もしかしたら近い将来、水道が民営になって、水道代が値上がりしてしまうかもしれないという可能性を見据え、今から水の無駄使いを減らす努力を身に着けておくのも賢いかもしれません。 水だけでなく、生活をしていくために欠かせないものとして「ライフライン」…水、電気、ガスの「水道光熱費」はとっても大事な存在です。

しかし、文字通り「湯水のように」何も考えず使いまくっていると、あっという間に料金がどんどん膨らんでいきます。

エコのためにもなりますし、積極的に節約を目指したいですね。
ということで、今回は水道光熱費の節約方法についてお話します。

細かく気をつければ、水道光熱費の節約になる


その1 炊飯器の電気代を節約しよう

現代においても、日本人の食事と言えば、お米が中心です。
パンや麺類の消費も年々拡大しているとはいえ、ごはんは欠かせませんよね。

そこで、炊飯器の使い方を見直して毎日おいしいご飯を食べながら、炊飯器の電気代の節約に挑戦してみましょう。

まずは炊飯器のエコ焚き機能に注目です。
この機能のついた炊飯器を持っている人は、ぜひ使っていただきたいです。

次に、一度にたくさん炊いて、温かいうちに小分けをして冷凍保存するのもおススメです。
炊飯器についている保温機能を使って長時間温め続けておくよりも、小分けしておいたごはんを、食べる際にそのつど電子レンジで温める方が消費する電気代の方が安くなるそうです。なので、電気代の節約になります。

家族が多かったり、育ち盛りのお子さんのいらっしゃるご家庭ではごはんを炊いて冷凍保存する前に炊飯ジャーの中身が空になってしまうかもしれませんが、一人暮らしの方やご夫婦だけで暮らしている方にはおすすめの節約方法です。

また、これはその他の電化製品全般に言えることかもしれませんが、思い切って新しい炊飯器に買い替えることも、電気代節約につながるかもしれません。
新製品は、開発の度に性能がアップするものです。炊飯器についていえば、おいしく炊き上がることが大前提で、お米の品種によって炊き方が変わったり、玄米でもふっくらおいしく炊き上がったり、炊飯だけでなくケーキが焼ける機能がついていたり、電器屋さんに行く度に新しい製品が登場しているものですが、性能アップには消費電力を今までより低く、ということも含まれているものです。
あ、ちなみに、最新型を狙うより、ワンシーズン、ツーシーズン前の古い製品を探すと、大きな値引きをされていたりして、いいかもしれませんよ。

その2 水道代の節約方法

テレビドラマなどでよく見かける、お風呂にザバーンと飛び込みお湯があふれるというシーン、なんとなく憧れちゃいますが、そんなことをやったらお母さんに怒られちゃいますね!

水道代を考えると、なかなかできることではありません。
あ、そういえばお風呂って、水道代だけでなくガス代、または電気代もかかってますよね。
うんうん、やっぱりお風呂のお湯をザバーンなんて、やっちゃダメですね。
ちなみにシャワーの方が浴槽に湯を張るより経済的な気がしますが、結局はお風呂に入るよりも水道代がかかってしまうことが多いようです。
もちろん、本当に手早く身体を洗い終えるのならいいのですが、寒い日にはシャワーのお湯をずっと出しっぱなしにして身体に当てたりしがちです。そんなことなら素直に浴槽にお湯を張るべきということになります。
でももしどうしてもシャワーを使わないといけない時には、シャワーのお湯の量を少し少なめにするといいかもしれませんね。

その3 台所の水道代の節約

食器を洗う時も、洗い方次第で毎月の水道代に大きな変化が現れます。
基本は、蛇口から水を出しっぱなしにせずに洗う工夫をするとよいということなのですが、まずは水を張ったおけを用意し、そこに汚れた食器を浸けます。ほんの5分~10分浸けておくだけでも、お茶碗についた米粒もふやけて軽い力で落とせるようになるし、お皿のちょっとした汚れも、少し浮きます。
台所用洗剤をつけて泡立てたスポンジで、浸けておいた食器をさっとこすります。
そして、洗った食器を再びおけに戻します。もちろん水は少し汚れていますが、こうすることで、すすぎのきれいな水の量を減らすことができます。ちょっとしたコツですが、お試しください。
アブラ汚れなど、お皿にこびりついた汚れを落とす際には、すぐにスポンジに洗剤をつけてこするよりも、まずはキッチンぺーパー(古新聞やチラシなどを活用すればなおヨシ!)を使って汚れを落とし、それから通常通り洗うことで、素早く汚れを落とすことができ、水道代の節約になります。

おけに水やお湯を張り洗剤を入れ、少しの間つけ置きをすると、軽い力で汚れも落ちるようになるので、すすぎ時間が短縮できてこれまた水道代の節約になります。
ともあれ、どちらにしても、ちょっとした手間ですが、慣れれば汚れを落とすのも手早くなりますので、ぜひやってみてください。

まとめ

水道代や光熱費の節約は、毎日のほんの少しの努力でも長い目で見れば大きな節約につながります。
水道民営化がどうなるかは今の時点ではわかりませんが、
今日からちょっと、光熱費、特に水の節約、気に止めながらトライしてみてください。