年賀状配達アルバイトで取り戻した、『お金の大切さ』

お金の節約

攻めの節約、『アルバイト』!


節約というと、どうしても守りのイメージを抱きますが、『スキマ時間の小遣い稼ぎ』という、攻めの節約術というのもあるのではないでしょうか? 

実はこの年末年始、まとまった休みが取れたということもあり、若者たちに混ざって郵便配達のアルバイトを体験してきました。

いわゆる年賀はがきの配達スタッフのお仕事です。
10日弱の期間でしたが、たいへんな刺激を受けました。

いざ配達。えっ・・配達する家は、どこにあるの!?


年末の初日から配達するはがきを束でいただき、自転車に。
地図と担当エリアは教わりましたが、サテそこがどこなのか、具体的な場所が分かりません。

風もつめたく、早くもくじけそうになったりも。
それでも何とか最初の1軒を見つけ出し、その日は何とかすべての配達物を投函することができました。

疲れました。
何しろ自転車に乗ることも含め、身体を動かすことが久しぶりで、全身が早くも筋肉痛に。
家に帰るころには半ば呻きながら歩いているような状況です。

でも、これはまだ序の口。
なにしろ郵便局が配達アルバイトを雇う最大の理由は、1月1日に膨大な量の年賀はがきを配達するためなのですから。

見知らぬ場所で、本番到来。『1月1日の年賀状』配達


そして1日、いつもより早めに職場についた私に、先輩の配達員の方からいただいたのは、想像を超えたはがきの束。
加えて、配達エリアが拡大したために、スタート地点が見知らぬ場所に変更になっています。

正直、ちょっと焦りました。
局長の新年のご挨拶もそこそこに、アルバイトスタッフ全員が一斉に自転車で飛び出していきます。
私もまた、少し遅れて自分に与えられた自転車を漕ぎ始めます。

ええ、実をいえば連日の勤務で、すでに疲れのピークに達していたのです。

結果としては、無事に配達を終えることができました。
ほとんどラッキーとしか言いようもないのですが、最初の1軒目の家も、半ば勘で見つけました。

まとまっていた束も、1軒あたりに配る量が増えたためで、おそれていたほど配達件数が増えたというわけでもなかったのです。
もっとも、ゆったり昼休みをとるような余裕はありませんでしたが。

思い出した『お金の尊さ』


こうして10日ほどのアルバイトを終えて振り込まれたお給料、およそ6万円。
久しぶりに会社員としてではなく、アルバイトスタッフとして得たお金は、なんだか別の価値を持っているように感じたものです。

日ごろ企業に勤めていると、給料やお金に対してどこか無頓着になってしまうところがありました。
しかし久しぶりに時給というカタチでお金を得たことで、その大切さを思い出すことができたのです。

いつも何でもない事のように買っていた缶コーヒーやコンビニのお弁当も、これを買うためにどれだけ働けばいいのか、考えるようになりました。

これまであまり節約ということは意識してこなかった私ですが、この体験で価値観が変わったのです。
これからもこの経験を忘れず、日々を大切に過ごしていきたいと思います。