確定拠出年金(ideco)で将来の不安をなくそう【節税&節約】

お金の節約

確定拠出年金(ideco)でお得に将来の資産形成をしよう

みなさん確定拠出年金(通称ideco)はご存知でしょうか?
確定拠出年金は老後に向けて自分で年金をつくる人に対して税金などの優遇措置を設けてあげますよという制度です。

普通の会社員の人は、義務である国民年金のほかに厚生年金という二階建ての年金制度になっていますが、確定拠出年金はこれにプラスする形で自分で三階となる年金をつくることができる制度になっています。
ただ投資先については自分で決め、その結果の責任は自分で負うということが前提となる制度です。

確定拠出年金のメリット

確定拠出年金を行うメリットは大きく二つあり、一つ目としては掛け金が全額税金の控除に対象になることです。
これは非常に大きなメリットで、年収600万円くらいの所得税率20%の方だと住民税とあわせて30%の税金がかえってくることになります。

年間10万円積み立てていればその30%となる3万円が返ってくると考えると、それだけでもとてもお得な制度であることがわかります。

二つ目は利益に対する税金の優遇です。
確定拠出年金で運用している間は基本的には運用益に対して税金はかかりません。
また受け取る際も退職一時所得として大きな税金の優遇があります。

確定拠出年金のデメリット

一方のデメリットですが、一つ目は60歳になるまでお金を引き出したりすることができなくなるということです。
確定拠出年金は老後に向けた資産形成をする際に税金を優遇しますよという制度ですので、途中で引き出されてしまっては意味がないからです。
ただライフステージの中で突然想定外のお金が必要になるということも考えられますので、確定拠出年金は余裕をもった資金計画の中で行うことが原則となります。

二つ目は、確定拠出年金をしている間にずっとかかる手数料です。
手数料は大きく分けて国民年金基金連合会などに支払う義務的な手数料が月に167円と実際に資産運用を委託する証券会社や銀行などに支払う手数料があります。

後者の手数料は競争が進みネット系証券会社などでは0円のところも出てきました。
ただ前者の義務的な月167円は最低限ずっとかかり続ける手数料になりますので注意が必要です。

確定拠出年金の節税額は、とても大きい

このように確定拠出年金のメリットとデメリットを説明してきました。
運用に関する責任は自分で負うことが前提となる制度ですが、運用商品の中には預金と同じような元本割れがほとんどない商品も含まれていますので、貯金と同様に扱うことも可能です。

60歳まで資金が拘束されるというデメリットを差し引いても、税金の控除による節約額はとても大きいので是非一度確定拠出年金についてご検討いただいてはいかがでしょうか?