東海道新幹線のエクスプレス会員は本当にお得?

お金の節約
私は毎年お正月とGWとお盆の計3回、東海道新幹線にのって家族で帰省をします。

帰省にかかる出費・・・

家族での帰省ではこの新幹線料金が結構馬鹿にならないほど大きいので、何とか節約できないかなと考えて昨年よりJR東海のエクスプレス会員に加入しました。このエクスプレス会員のメリットとデメリットから本当にお得なのかを検証してみたいと思います。

エクスプレス会員の検証

まず、エクスプレス会員のメリットとしては、ネットで予約や変更ができたり、新幹線の改札をSuicaと同じように非接触ICカードでピッと通ることができるという便利部分以外に、新幹線乗車料金の割引があります。 東京から新大阪では普通にみどりの窓口で買うと大人一人で14,450円なのですが、エクスプレス会員では大人一人13,370円と大体1,000円ほどお安くなります。 また、早得やファミリー割などの仕組みも設けられており、3日前までの土日に家族2名以上で使えるファミリー早得では大人一人12,300円と概ね2,000円近い割引に、また、早得21では21日以上前の予約で大人一人11,000円と3,000円以上の割引となります。 ただし、早得21はすぐに予約が埋まってしまいますのでほとんど予約が取れませんので注意が必要です。また、ファミリー早得も年末年始などは除外日に設定されています。ですので帰省という点に絞るとエクスプレス会員の通常の割引金額である大人一人13,500円がベースとなります。それでも一人当たり往復で2,000円の割引になるので家族での帰省の場合はかなりの金額になります。

エクスプレス会員の注意点

しかし、ここで一点注意すべき点として、JR東海のエクスプレス予約は「東京駅」から「新大阪駅」までの乗車券しか付帯していない点を見逃してはいけません。 通常みどりの窓口で新幹線のチケットを購入すると、東京であれば23区内、大阪であれば大阪市内の乗車券が勝手についてきます。 例えば新宿から東京駅に向かう場合は、みどりの窓口で購入した新幹線のチケットであればそのまま乗車できますが、エクスプレス会員の割引チケットであれば別途東京駅までの切符が必要になります。降車した駅についても同様です。 そのため、東京駅までJR在来線を利用し、降りた後もJR在来線を利用するのであれば、エクスプレス会員による割引運賃で乗車した場合は、合計で400円程度追加で費用が掛かることを覚えておくとよいと思います。そのため、実質の割引額としては600〜700円程度でしょう。

エクスプレス会員で節約に

それでも、家族大人2名の場合は、一回の帰省で2500円程度お得にチケットを購入できるという計算になりますので、帰省などで東海道新幹線を利用されている方はエクスプレス会員への加入を考えてみるといかがでしょうか?