学資保険の意外なメリット

お金の節約
みなさん学資保険には加入されていますか? 「ちゃんと別で貯金しているから大丈夫」 「いまは利率が低いから学資保険なんてあまり意味がない」 こういう方は学資保険のメリットを今一度チェックされると、学資保険を再考するきっかけになるかもしれません。私も今まで子供の教育貯金は普段の家計貯金とは別に積み立てを行ってきました。 学資保険は今は利率も低いですし、貯金も普通にできていたので学資保険に入る必要性を感じていませんでした。

学資保険に入ることにしたきっかけ

学資保険に入ることにしたきっかけは、とある事情で所得税の確定申告が必要になり、その手続きの中でいろいろ調べていると税金の控除として学資保険が使えることが分かったためです。 その控除項目とは皆さんおなじみの保険料の控除の部分です。 私もいままで保険料の控除の部分について存在は認識していたのですが、どうしても生命保険や医療保険のイメージが強く、まさか学資保険がこの控除の対象となるとは全く想像していませんでした。

税金の控除

この控除対象とすることにより月5,000円の学資保険の積み立てで年間約3万円の税金の控除を受けることができるようになります。 実際還付される税金は所得額によって税率が異なるためバラバラですが、年収600万円で所得税率20%のサラリーマンであれば、年間6万円の学資保険の払い込みに対して税金の控除が32,500円となり、所得税と住民税をあわせると毎年約1万円の税金の節約になる計算になります。 そのため、実際の学資保険自体の利率が小さくても毎年の税金控除の分が大きいので計算してみるとかなり利率の良い保険になることがわかります。

余裕のある範囲で学資保険を続けること

ただし、普通の貯金とは異なり、学資保険については基本開始した後は満期まで保険金を払い込み続けなくてはならず、また途中で解約すると元本割れをしてしまうケースもでてきます。そのため、あくまで余裕のある範囲で学資保険を続けることがポイントです。 いくら利率が良いからと言っても控除が最大になるまで学資保険を契約してしまい、途中で苦しくなって中途解約をして元本割れとなってしまっては、せっかくの節約を考えて始めたのにもかかわらず結局損をしてしまうこととなるので注意しましょう。

生命保険に加入中されている方は注意が必要

また、生命保険料控除については、既に他の生命保険に加入中で控除の枠が一杯になっている場合は税金の控除を受けることができませんのでそちらにも注意しましょう。 いかがでしたでしょうか? 学資保険でもうまく使えば税金の控除を受けることで大きなメリットを受けることができます。まだ加入されていない方は学資保険についてもう一度考えてみてはいかがでしょうか?