『図書館』は豊かで最高の時間を過ごせる、お金のかからない贅沢な趣味

お金の節約

読書は知的で、しかもお金のかからない貴族的な趣味


英国ミステリー界の女王、アガサ・クリスティーは、子どものころ家が貧しかったため、ひたすら本を読んで過ごした、とのことです。

読書はむかしから、お金のかからない趣味として親しまれてきました。
実は私も、子どものころから近所の図書館に入り浸っていたクチです。
夏休みには、ほとんど毎日のように通っていました。

考えてみると、図書館って本当に奇跡みたいな場所ですよね。
あれだけ膨大な数の書籍がすべて無料で、しかも冷暖房の効いた空間で読み放題って。
普通に考えたらあり得ないハナシだと思いませんか? 

おとなになっても私の読書好きは変わらず、そして今もお休みの日は近所の図書館に入り浸っています。

図書館の優雅な素晴らしさ


図書館のいいところは、まず快適な空間づくりが徹底されていること。
ちょっとした椅子ひとつ取ってみても、すわり心地のよさは格別です。
長時間すわって本を読むことを前提としているがゆえに、椅子にもそれなりのこだわりが感じられるんですよね。

それに、とっても静かであることも魅力です。
ときどき書架の間をまわっていると、まるで森の中を歩いているような気分になる時があります。時間もなにか、ゆったりと流れているようで、私はここで本を探すことが大好きです。

図書館の魅力としてもうひとつ、侮りがたいのが視聴覚コーナーの存在です。
ここでは古い映画やドラマを見ることができます。音楽CD等もあるので、試聴を楽しむこともできます。

まさに至れり尽くせり、しかもすべて無料。
これほど節約に適した施設もめずらしいのではないでしょうか。

本を借りたら、お散歩に出よう


読書に疲れたら、本を借りてそのまま外に出ます。
私の通っている図書館は、すぐ隣が大きな公園になっているので、お散歩するにはうってつけなんですよね。

やわらかい芝生の上を歩きながら、小さな池の周りをぶらぶらと歩く。
ベンチに座って日向ぼっこ。
そのまままた本を読み始めることもありますし、ただぼーっと池を眺めていることもあります。

贅沢だと思いませんか?

私の休日はいつもこんな感じですが、別にケチなんて思ったことはありません。
むしろ充実した時間を過ごせたことに満足して、また翌週のお休みにはここに来ようと、そんなふうに思っています。

節約は『考え方次第』で優雅な趣味になる


節約というのは、ちょっとした考え方ひとつでだいぶ印象の違うものになるのではないでしょうか?

必死に色々な物事をガマンする必要なんてないんです。
ただ、お金の掛からない豊かな時間をひとつ持っているだけで、苦もなく節約することができます。

そんな時間の中で浪費を免れたお小遣いで、たまには思い切り買い物に出かけるなんて、それもまた、楽しそうですよね。