本当に必要なものだけを買う。『ミニマリズム』
ミニマリズムという言葉をご存知ですか?
ここ数年でだいぶ耳にすることも多くなってきましたが、どこかで若干イメージされるものがズレてきた印象があります。
ミニマリズム=清貧生活、のように思われている節が否めません。
たしかに両者は似ている点もあります。
多くのモノを持たないという点では同じかもしれません。
断捨離、なんて言葉が流行り始めたのも少なからず影響しているのかもしれません。
ですが、ミニマリズムは決して貧しさを推奨しているわけではありませんし、物欲を敵視しているわけでもありません。
飽和状態ともいえるモノたちを排し、自分にとって本当に必要なモノだけを手もとに置くこと。
それがミニマリズムの基本概念です。
なので、そのひとつひとつの品は一般的に見てかなり高価な品である場合もあります。
他人の目から見れば明らかに贅沢に映るかもしれません。
それでも、やはりミニマリズムは節約という観点から考えても、有効な手段ではないでしょうか?
本当に欲しいものだけを、厳選して買おう
「安物買いのゼニ失い」
そんな言葉がありますよね。
それほど欲しくもないモノをその場の勢いで買ってしまい、けっきょく部屋の隅で眠らせてしまった、なんてことはありませんか?
着ない洋服、読まない本、使わない調理器具、一度も使わない健康器具・・数え出したらキリがない、なんてことも。
あるいは、すぐに壊れてしまうような安価な家電製品を買って、故障したといってはまた安い家電製品を購入する。
心当たりの方、いらっしゃいませんか?
その点、ミニマリズムはひと品ひと品に対する思い入れ、愛着が違います。
充分に検討に検討を重ね、まさに自分にとって本当に必要だと思ったモノだけを手もとに置くのですから。
節約というとどうしても我慢はつきもの、といった印象がありますよね。だけどその前に、私たちは本当にそれが必要なのか、もう一度かんがえてみるべきなのかもしれませんね。
ミニマリズムは『食事』にも当てはまる
ところでミニマリズムの思想は、モノだけではなく、食事にも当てはまるのではないでしょうか?
安かったからといって買ってしまった食材、けっきょくダメにして捨ててしまったりなんてこと、ありませんか?
まとめ買いの方がお得、という考えから、そんなに食べきれるはずもない量を購入してしまう、なんてことも。
たしかにお買い得感はあるかもしれませんが、最終的に捨てることになるなら、やはり買わない方がはるかに節約に繋がりますよね。
私たちの身の回りには、そういったモノたちが沢山あります。
必要なモノ、不要なモノ、それらを見極めることが、節約の第一歩ともいえるのではないでしょうか。